【タイ】バドミントン・カナダオープンの男子ダブルス決勝の試合中にタイのボーディン選手が対戦相手で同じくタイのマニーポン選手に暴行を加えた事件で、タイ・バドミントン協会は28日、ボーディン選手に出場停止2年、マニーポン選手に出場停止3カ月の処分を下した。
試合は今月21日、カナダのリッチモンド市で行われた。ボーウィン選手はチェンジエンドの際にマニーポン選手に殴りかかり、逃げるマニーポン選手をコート中追い回した。飛びついてマニーポン選手を倒し、うつ伏せになったマニーポン選手の頭や脇腹に容赦無いパンチとキックを浴びせた。2人は他のタイ人選手らにより引き離され、試合は中止された。
ボーディン選手とマニーポン選手は元パートナーで、昨年のロンドン五輪では準々決勝まで進んだ。昨年後半にペアを解消し、何らかの遺恨があったもようだ。
タイ・バドミントン協会は両選手のほか、ボーディン選手が所属するバドミントン・クラブにも出場停止6カ月などの処分を下した。
これとは別に、世界バドミントン連盟が8月2日にボーディン選手とマニーポン選手の処分を発表する予定。